Q&A

ノ―タスソーラー発電事業について(総合)

ノータスソーラーとは何か?
ノータスソーラーは、イタリアで開発された世界最大の営農空間を確保した3次元追尾式太陽光発電架台技術「アグロボルタイコ」と農業のプロによる営農コンサルやサービスの組み合わせで実現する、高い事業性を持った新しいコンセプトの再生可能エネルギー事業です。
他者の営農型架台に比べてノータスソーラーの架台(ノータス架台)はどのように優れているのか?
営農型太陽光発電事業は、下部農地での営農が発電事業の継続において重要なポイントになります。
従来の営農型架台は、柱間が3.5m、高さが2.5mのものが多く、営農空間が非常に狭いこともあり農業機械の利用が難しく、広い用地が必要な高圧や特別高圧発電事業には不向きでした。また、kWあたりの架台コストを抑えるためにパネルを隙間なく配置した設計のものが多く、パネルが作る影が大きくなり遮光率が高くなることで栽培可能な作物が限定され、農業継続のリスクが発電事業継続のリスクになっています。
ノータス架台は、幅と奥行きが12m、高さが4m~5mになっており、従来型に比べてより広い営農空間を確保することで、農業機械をストレスなく利用できます。また太陽光パネルが3次元で太陽を追尾するシステムの採用によって大きな発電量を確保し、さらに遮光率を抑えることによって作物を限定することなく栽培が可能となります。発電と営農の完全両立によって事業継続のリスクをゼロに近づけました。
ノータス架台の国内外の実績はあるのか?
ノータス架台が採用している太陽の追尾技術は、2011年から世界中で設置が進んでおり、EU諸国と中国で6MW以上が稼働しています。日本国内においては、2020年4月に滋賀県においてデモ機の設置が完了し、既に1MWの受注、50MW以上のお問い合わせをいただいております。
ノータス架台はどこで購入できるのか?
総販売元のノータス社になります。
ノータス社の役割は何ですか?
当社は、ノータス架台の販売、ノータス開発コンサル(営農型太陽光発電事業コンサルティング)、EPC事業者の斡旋、発電設備O&M(保守管理)、営農管理者斡旋等の営農サポートを行なっております。
パネルの指定はありますか?
60セルサイズであればメーカーは問いません。
パネル出力に応じて架台のkW単価は上下します。
EPC事業者の指定はありますか?
EPC事業者の指定はございません。通常の場合、既にノータス架台の施工実績がある事業者をご紹介させていただいておりますが、もし実績のないEPC事業者をご指定される場合は、施工に関する当社の技術指導(有料)が別途必要になります。

営農型太陽光発電について

国内実績はどれぐらいあるのか?
2018年5月の政府の調べでは、営農型太陽光発電の設置件数は合計1511件。1ヘクタールを超える一時転用許可の割合は3%になります。
営農型太陽光発電事業の対象者は農業者に限定されているのか?
農地の購入は認定農業者等しかできませんが、農地の賃貸および営農は一般法人または一般個人でも可能なので、どなたでも営農型太陽光発電事業を行うことができます。
どのような許可が必要なのか?
農地の上空に太陽光発電設備を設置する場合は、農地の一時転用許可(農地を耕作以外の目的で一時的に使用する為の許可)が必要になります。地域によっては一定の面積を超える場合、排水計画など都市開発に対する届け出も必要になります。
金融機関からの融資を受けることは可能なのか?
現在、JAバンクや信用金庫など地域に根付いた金融機関、又は政策金融公庫の融資を受けることが可能です。現時点ではプロジェクトファイナンス等の実績は多くありません。
なぜ注目を集めているのか?
政政府発表の2050年に向けた自然エネルギー普及の予想では、太陽光発電が主軸になっていますが、日本は土地に限りがあるため、設置できる事業用地がほとんどありません。特に、メガソーラーの設置可能な土地(農地以外)は既に80%前後が開発済みと推計されています。そのうえ、山林を開発する場合には莫大なコストがかかることもあり、今後は農地を活用した営農型太陽光発電にシフトすると言われております。ちなみに、再エネが進むEU諸国において日本と同様に国土に限りがある国々では営農型太陽光発電が広く普及しています。
なぜ広まらないのか?
農林水産省の指針で、パネルの下部で生産する作物の収量が地域平均の80%を繰り返し下回った場合、3年ごとに更新する農地転用許可が下りない場合があります。従来の営農型太陽光発電設備では、農業機械の利用が難しく、パネル間の採光率が低いために作物の種類を限定され、20年間の営農維持がリスクとなっています。これが金融機関の融資実行に影響を与えており、国内の営農型太陽光発電事業が成長しにくい理由となっています。

3次元追尾発電について

3次元追尾による発電の上振れはどれぐらいあるのか?
現地イタリアのテストプラントによるトラックレコードは、85%の損失係数を入れた発電シミュレーションに比べて、2018年は43%、2019年は46%の上振れを記録しております。
3次元追尾の国内トラックレコードはあるのか?
2020年4月滋賀県に設置したデモ機のトラックレコードは記録中です。今後も竣工予定の発電所で発電量の記録を行います。
3次元追尾による発電の上振れを保証できるのか?
上振れに関しては天候に左右されるため、保証することはできません。
過積載はどれぐらいが妥当なのか?
地域によりますが、20〜30%をお勧めしております。
申請しているパネル容量が過積載の場合はどうなるのか?
着工申込前であれば変更申請をしてパネル出力の変更が可能になる場合があります。
駆動部は何で動いているのか?
ノータス架台の駆動部はモーターで動いています。
駆動部の電力はどのように確保するのか?
一般的には、モーターに必要な電力に関しては電力会社などからの購入をお勧めしております。なお、停電時にパネルをセーフティーポジンション(水平)に駆動させるために必要な電力に関しては小型蓄電池をオプションでご用意しております。
駆動部の電力消費量はどれぐらいなのか?
発電所の設計内容によってモーターの数が異なるため、詳しくはお問い合わせください。
駆動部モーターの故障頻度はどうなのか?
現地イタリアで2016年より設置しているテストプラントに関しては、現在のところ駆動モーターの不具合はありません。
駆動部の保証はあるのか?
ノータス社ではプラントを保守管理するO&Mサービスを提供しております。価格に関しては様々なコースをご用意しておりますので、詳しくはお問い合わせください。
駆動部のメンテナンスはどれぐらいかかるのか?
ノータスO&MはkWあたり年間2,000円になります。
ノータスO&Mに含まれる保守管理とは?
発電管理、追尾管理、駆動部の修理交換となります。
駆動部のメンテナンスは誰が行うのか?
ノータス社が窓口となり、施工を行った会社もしくは地域の電気工事会社にてメンテナンスを遂行します。
3次元追尾は自動制御されているのか?人が操作する必要はあるのか?
太陽光の追尾は自動制御されています。風速計が強風を感知した場合は、自動でパネルがセーフティーポジンション(水平)に戻ります。また雪が降った場合は、積雪センサー(オプション)が積雪を感知するとパネルを垂直にしてパネルに雪が積もらないように制御します。

設置場所について

田んぼに設置できるのか?
基本的には設置可能ですが、米作りに必要な水を貯める水田の耕盤層をスクリュー杭で破壊してしまう恐れがあるため、米の生産管理が難しくなります。また、安全面からみても、発電設備の下部で水を使う作業に関して当社としてはお勧めしておりません。ちなみに地目が「田」であっても畑作などの営農は可能です。
造成は必要なのか?傾斜地に設置できるのか?
農地は、平らに整地してあることが多いので、基本的に造成は不要です。また、傾斜が5%以内であれば、柱の長さの調整などの費用を追加することで、造成をせずに設置可能な場合があります。ただし傾斜が5%以上ある場合や段々畑などの農地の集合体であれば造成は必要になります。
農地以外に設置は可能なのか?
可能です。ただし、一般的な野立て設備に比べて、ノータス架台に必要な設置面積が1.5倍以上であるため、農地以外の雑種地などを利用する場合は、土地の取得コストまたは賃料が高くなります。
農地は購入できるのか?
農地の購入は、農業者または適格法人(農業生産法人)しか認められておりません。ただし、一般法人でも借りることは可能です。
農地に地上権を設定することは可能なのか?
可能です。詳しくはお近くの司法書士にご相談ください。
農地の賃料はどれぐらいなのか?
場所にもよりますが、当社は1,000㎡あたり年間50,000円前後で農地の賃料を交渉しております。
軟弱地盤でも設置できるのか?
基礎工事のコストをかければどんなところにでもノータス架台を設置することは可能ですが、あえて軟弱地盤の場所でコストをかけて設置する必要はないと考えます。

許可申請について

営農型太陽光発電に必要な許可は何か?
農地の一時転用許可(農業委員会)、場所や規模によって開発許可(都市開発課等)や環境アセスメント(環境対策課等)の許可が必要になります。
農地の一時転用許可とは何か?
営農型太陽光発電設備を農地に設置する場合、農業委員会にて一時転用許可の取得が必要になります。柱を固定する杭の部分を一時的に転用する申請となり、3年間(条件が合えば10年)の許可を得ることができます。収穫量などのルールをクリアすると、更新することが可能になります。
一時転用許可の取得日数はどれぐらいなのか?
受付締切日より最長で40日になっていますが、都道府県や市町村によって異なりますので、詳しくは設置予定地の農業委員会にて確認してください。
3年許可と10年許可の違いとは何か?
一般的に農地一時転用許可は3年です。例外として、地権者が営農と発電事業を行う場合、または耕作放棄地を活用した営農型太陽光発電事業を行う場合には10年となります。
近隣の同意は必要ですか?
一般的な太陽光発電事業と同じく、近隣の住民に対して反射光や景観についての説明および同意が必要です。また、周辺で営農を行う農業者に対しても影などの影響を説明し、同意を得る必要があります。合わせて区長、水利組合長等の同意も必要となります。
許可の更新とはどのような内容になるのか?
営農型太陽光発電事業に対しての一時転用許可の場合、栽培する作物の1反あたりの年間収量が地域平均の80%以上である必要があり、毎年の結果を農業委員会へ報告する必要があります。
地域平均80%以上の収穫量が取れない場合はどうなるのか?
収量が80%を下回った場合は、設備の仕様を変更するなど収量の確保に努める必要がありますが、即撤去になることはありません。
開発許可とは何か?
都市計画法に基づき、一定の面積を超える開発は、開発許可が必要になります。特に太陽光パネルの影響で、雨天時に排水経路が集中する問題があります。その為、排水計画を踏まえた造成の開発許可が必要になります。
ノータス架台の排水対策はできているのか?
ノ―タス架台はパネル部分が可動する為、雨水が分散されて地面に落ちます。その為、排水計画は必要ありません。
林地開発許可とは何か?
地目が山林の場合で、1ヘクタールを超える開発を行う場合は、林地開発許可が必要になります。大きくは造成計画、近隣の許可、排水計画などを揃えて申請します。
一時転用許可は、申請書類が揃ってさえいれば下りるのか?
必要書類はもちろんのこと、太陽光パネル下という栽培環境とそこで栽培する作物の整合性や第三者による意見書等があっても、決議を行う農業委員のほとんどが農家であり農業のプロなので許可の取得は簡単ではありません。農業委員会を納得させる営農計画を作成する必要があります。

ノータス営農コンサルについて

ノータス営農コンサルとは何か?
ノータス開発コンサルは、一時転用許可取得に必要な書類の作成、土地の集約、営農計画、大手種苗会社による意見書の用意等を行います。さらに必要な場合は栽培者の斡旋も行います。
コンサルフィーはどれぐらいなのか?
一時転用許可申請のコンサル・代行業務は、1案件あたり500,000円+5,000円/kW(パネル容量)になります。例えば500kWの開発の場合、3,000,000円になります。
また土地の集約業務に関しては、賃料とは別に開発㎡あたり500円(下部用地面積)となります。

架台下部での営農について

農業機械は利用できるのか?
ノータス架台の柱のスパンは12m、高さが4m~5mと世界最大級の営農空間を有する為、大型の農業機械の利用も可能です。
栽培作物の制限はあるのか?パネルの影は作物の生育に影響しないのか?
ノータスソーラーの技術はイタリアの農業大学と共同開発されたものです。テストプラントにて、栽培中もっとも光を必要とする農作物であるトウモロコシを栽培検証した結果、パネルを設置していない一般的な農地での栽培に比べて95%の収穫量を達成しています。さらにパネル下部で栽培したトウモロコシの方が水分を多く含んでおり、品質が向上しています。この結果、ノータスソーラーの下部ではほとんどの作物の栽培に影響が無いといえます。

ノータス営農サポートについて

ノータス営農サポートとは何か?
発電期間中の営農管理のことを指します。
コストは年間どれぐらいかかるのか?
ノ―タス営農サポートは100,000円+営農面積1㎡あたり100円となります。
下部で何を栽培するのか?
農業機械によって栽培が可能で地域に根付いた穀物類を推奨しています。
下部で稲作ができるのか?
できますが、上部で発電しているため、安全性を考慮し推奨していません。
地目が田の土地で畑作が可能なのか?
可能です。
誰が栽培をするのか?ノータスが営農者を見つけてくれるのか?
ノータス架台は原則として耕作地に設置しますので、その場合は現耕作者の方となりますが、耕作放棄地に設定する場合はノータスが営農者を斡旋します。ただし、いずれの場合でも営農管理はノータスが行います。
農業の高齢化が進む中、現在の耕作者が続けられなくなくなった場合、どうなるのか?
営農サポートのコスト内で耕作者を斡旋致します。
20年間農業を継続させることができる根拠は何ですか?
ノータスグループの農業生産法人が、全国の農業者ネットワークを活用して耕作者との栽培業務委託契約を結び栽培を継続させることが可能となります。これらは全て営農サポートのコストで賄われます。
後からサポートを頼むことは可能なのか?
可能です。ただし、サポート開始までの準備期間として半年以上かかる場合も有ります。

施工について

ノータス架台の設置工事は誰がするのか?
資格を有するEPC業者(太陽光発電施工業者)であれば、どなたでも工事が可能です。ただし、ノータス社の指導を受けて頂くことが必要となります。
どのような工程で行うのか?
設計、部材発注、基礎工事、施工、電気工事となります。
どのような機械が必要なのか?
ノータス架台の施工には、高所作業車および5トンクラスのクレーン車が必要になります。なお、施工現場が農地の為、キャタピラー仕様の機械を利用するか、タイヤ仕様の場合は鉄板を敷いて作業を行います。
ノータス架台専門のEPC事業者はいるのか?
当社が契約する開発パートナーもしくは、既にノータス架台を組み立てた実績のあるEPC事業者になります。
電気配線の埋設はあるのか?
基本的に、農地内には埋設しない設計となります。
全体のEPCコストはいくらぐらいになるのか?
事業の規模、用地の面積および形状によって大きく異なりますが、概算コストとしては、1MW未満の場合は86000円/kW+野立てEPCコスト、1MW以上の場合は76000円/kW+野立てEPCコストになります。ただし、335Wの60セルパネルを使用し、最も費用対効果の高い架台レイアウトの場合を前提として計算しております。
施工期間はどのくらいなのか?
事業の規模によって大きく異なりますが、架台自体はほぼ完成品で現場に届きます。現地での架台組み立て作業を中心とした作業になるため施工期間は大幅に短縮できます。

構造について

風速何メートルまで対応しているのか?
ノ―タス架台はJIS規格に沿って設計をしております。セーフティーポジション(水平ポジション)の場合、最大風速38mまで対応する設計になっています。あらかじめ設定した風速を感知した場合、太陽を追尾中であってもプログラムによってパネルが自動的に最も風の抵抗を受けないセーフティーポジションに戻ります。セーフティポジションに戻る風速値の設定は変更可能です。
経産省に許可を取っているのか?
当技術は、EUおよび中国で既に開発が行われていますが、日本国内では未開発です。ただ、地上設置型太陽光発電システムの設計ガイドライン(経産省 2019年版)に沿って再設計しております。
雷対策はどのようになっているのか?
オプションになりますが、避雷針の設置で対応することが可能です。
自然災害用の損害保険に加入できるのか?
火災保険や動産総合保険等、自然災害を対象とした損害保険に加入できます。

架台の製造について

ノータス架台はどこで製造されているのか?
国内で製造されますが、使用される部材の一部は海外製となります。
架台の保証はあるのか?
躯体には20年の保証期間を設けています。駆動部分に関してはノータスO&Mに含まれています。
納期はどれぐらいなのか?
受注生産となり、事業の規模によって異なります。
自社で製造することは可能なのか?
できません。弊社が独占ライセンス契約を結んだ事業者しか製造できません。
架台の製造メーカーはPL保険に加入しているのか?
加入していますので、製品等による波及損害への賠償責任がカバーされています。

ノータスO&Mについて

O&Mには何が含まれているのか?
発電システムの保守管理をする「発電O&M(任意)」と架台の駆動部分を保守管理する「駆動部O&M(必須)」に分かれています。
O&Mのランニングコストは年間どれぐらいかかるのか?
発電O&Mの費用は1,000円/kWです。
駆動部O&Mの費用は、100,000円+2,000円/kWです。
O&Mを他社に頼むことは可能なのか?
発電の保守管理に関しては、他の業者を利用することが可能ですが駆動部の保守管理は弊社との契約が必須となります。